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【教育プログラム体系】
建築学専攻は、風工学に関わる幅広く重要な課題を体系的に教育・研究するために、2008年度に大幅なカリキュラムの見直しを行った。2009年4月から新カリキュラムが開始され、2010年度には専攻の名称を「建築学専攻」から「建築学・風工学専攻」へ変更予定である。風工学とその関連科目を充実させ、小規模ながらも特色のある大学院教育を推進している。
建築学・風工学専攻には4つの専門分野(建築構造学,構法・建築史,建築設計計画,建築環境工学)がある。ここでは風工学コースを構成する「構造分野と環境分野」を中心に述べる。図1に教育プログラムを示す。
風工学コースは構造分野(図1左側)と環境分野(図1右側)に大きく分かれる。博士前期課程1年次(M1)の前半は、広範囲にわたる風工学を学ぶための基盤となる数学、流体力学、気象などの共通基礎学問を修得させるための期間と位置づけている。M1の後半では、構造分野においては構造解析学と建築振動学、環境分野においては伝熱学と換気・湿気学といった、その後の進路にかかわらず必須となる学問を修得させる。
前期課程2年次(M2)からはより明確に構造分野と環境分野に分かれ、各分野での応用に関する専門学問や実験技術を修得させるとともに、修士論文に向けた研究を本格的に実施させる。また、東京工芸大学と米国ノートルダム大学を中心とした各国の風工学研究機関が連携する仮想的工学組織Engineering Virtual Organization (EVO)によって、知識データベースやweb講義を提供し自習も支援する。さらに技術者としての倫理観を養成するとともに、教育助手(TA)や子供科学教室等の講師を務めさせ、工学をわかりやすく伝える能力の研鑽、初等・中等教育への貢献をさせる。
前期課程を通じて、風工学分野で活躍されている国内外の研究者・実務者に先端的あるいは話題性のあるテーマで講演してもらう「風工学特別講義(グローバルCOEセミナー)」を実施し、海外の研究者と研究交流により、学生の国際的感覚を向上させる。
[図1 博士前期課程の風工学コースの教育プログラム体系] [拡大表示]
【教科概要(シラバス)】
【風工学系科目群】
【建築学系科目群】
【修了要件】
4つの専門分野(建築構造学,構法・建築史,建築設計計画,建築環境工学)のいずれかを選択し,指導教授のもとで特別研究をおこなう。この特別研究の指導を受ける専門分野の講義科目の中から2科目4単位,および建築学・風工学特別演習4単位,建築学・風工学特別実験4単位,建築学・風工学特別研究10単位は必修であり,必修科目は合計22単位である。修了までに必修科目と選択科目あわせて30単位以上を履修する必要がある。
修了要件は最低限のものであり、風工学コースでは、図2の両脇に示したような履修モデルを設定し、風工学の基盤から応用、実務に至るまでの教育プログラムを系統的・体系的に履修することを推奨する。
【履修モデル】
特別研究の指導を受ける専門分野 |
5科目 |
10単位 |
共通分野 |
5科目 |
10単位 |
建築学・風工学特別演習 I・II |
必修科目 |
04単位 |
建築学・風工学特別実験 |
必修科目 |
04単位 |
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小 計 |
28単位 |
建築学・風工学特別研究 I・II |
必修科目 |
10単位 |
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合 計 |
38単位 |
【入学定員及び入学試験】
種目 |
願書受付期間 |
試験日 |
入学定員 |
推薦入学試験 |
2012年5月21日(月)〜5月28日(金) |
2012年6月2日(土) |
10名 |
I 期入学試験 |
2012年9月14日(金)〜9月2日(木) |
2012年9月29日(土) |
II 期入学試験 |
2013年1月25日(金)〜1月31日(木) |
2012年2月16日(土) |
【授業料その他】
【学費等納入金】
種目 |
前期納付金 |
後期納付金 |
計 |
入学金 |
200,000円 |
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0,200,000円 |
授業料 |
290,000円 |
290,000円 |
0,580,000円 |
実験実習費 |
075,000円 |
075,000円 |
0,150,000円 |
施設設備費 |
125,000円 |
125,000円 |
0,250,000円 |
後援会費 |
009,000円 |
009,000円 |
00,18,000円 |
計 |
699,000円 |
499,000円 |
1,198,000円 |
【学生寮】
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