教育プログラム
大学院博士前期課程
関連科目シラバス
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科目名 |
流体力学特論 |
英文科目名 |
Advanced Lecture on Fluid Dynamics |
担当教員名 |
義江 龍一郎 |
単位数 |
2 |
授業区分 |
選択 |
年次配当 |
1 |
開講区分 |
前期 |
授業内容 |
風工学を専攻する上で、流体力学の知識は必須のものとなる。 流体力学や編微分方程式を初めて学ぶ学生諸君のために、まずは熱伝導方程式や連続式の導出方法から始め、次に熱輸送方程式、スカラー輸送方程式、ナビエストーク方程式の導出方法を講義する。さらに境界層理論、乱流境界層の普遍分布、乱流拡散、乱流モデルなどについてもわかりやすく講義する。 |
授業計画 |
(1)熱伝導方程式
(2)熱伝導方程式の数値解法
(3)熱輸送方程式、スカラー輸送方程式、連続式
(4)ナビエ・ストークス方程式
(5)層流境界層
(6)境界層の運動量方程式
(7)乱流とレイノルズ応力
(8)乱流境界層 (1)
(9)乱流境界層 (2)
(10)等方性乱流
(11)非等方性乱流
(12)乱流拡散
(13)RANS系の乱流モデル (1)
(14)RANS系の乱流モデル (2)
(15)ラージエディシミュレーション |
履修上の注意 |
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成績評価方法
及び試験方法 |
出席30点、レポート70点で評価する。
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教科書等 |
必要な資料は適宜配布する。 |
備考 |
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科目名 |
大気境界層気象学特論 |
英文科目名 |
Advanced Lecture on Boundary Layer Meteorology |
担当教員名 |
小林 文明(新規非常勤予定) |
単位数 |
2 |
授業区分 |
選択 |
年次配当 |
1 |
開講区分 |
後期 |
授業内容 |
大気境界層の構造、運動から強風をもたらす大気擾乱まで境界層内の大気の力学を習得する。 |
授業計画 |
(1)大気に働く力
(2)運動方程式
(3)気圧と風
(4)エクマンスパイラル
(5)連続の式と鉛直運動
(6)境界層の構造
(7)境界層内の運動
(8)風速の鉛直分布
(9)乱流構造
(10)エネルギー輸送
(11)局地循環
(12)積雲対流
(13)竜巻とダウンバースト
(14)メソスケールの現象
(15)観測手法 |
履修上の注意 |
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成績評価方法
及び試験方法 |
レポート
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教科書等 |
参考書を講義中に紹介する。 |
備考 |
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科目名 |
確率・統計特論 |
英文科目名 |
Advanced Lecture on Probability and Statistics |
担当教員名 |
松井 正宏 |
単位数 |
2 |
授業区分 |
選択 |
年次配当 |
1 |
開講区分 |
前期 |
授業内容 |
風工学で必要な確率・統計に関する基礎知識を習得する。 |
授業計画 |
(1)工学における確率統計
(2)確率モデルの基礎
(3)確率変数と確率分布
(4)様々な確率分布
(5)多次元確率変数
(6)極値分布
(7)確率変数のモーメント
(8)モンテカルロシミュレーション
(9)相関を有する確率変数によるシミュレーション
(10)観測記録に基づく統計的推測
(11)確率分布の決定
(12)適合度検定
(13)回帰分析
(14)相関分析
(15)ベイズの方法 |
履修上の注意 |
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成績評価方法
及び試験方法 |
レポートによる。
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教科書等 |
土木建築のための確率・統計の基礎、丸善、伊藤学他監訳 |
備考 |
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科目名 |
技術者倫理特論 |
英文科目名 |
Advanced Lecture on Engineering Ethics |
担当教員名 |
大越 俊男(新規非常勤予定) |
単位数 |
2 |
授業区分 |
選択 |
年次配当 |
1 |
開講区分 |
前期 |
授業内容 |
1970年代に、科学と技術の融合が起こり、科学技術社会になった。科学技術や企業が巨大化し、大きな事故が起こり、社会に与える影響は巨大なものとなった。科学技術を統治するためにはガバナンスが必要になり、技術者に倫理が求められるようになった。技術者の不祥事は一巨大企業を消滅させることもあるようになっている。事例を基に、ディスカッションを重ね、技術者倫理の理解を深める。 |
授業計画 |
(1)科学と技術 アナリシスとセンシシス、1970年代の科学技術化する社会
(2)倫理学 功利主義倫理学、義務倫理学、徳倫理学
(3)科学技術ガバナンス リスクガバナンス、知的財産権、阪神大震災、BSE
(4)シティーコープ・ビル事件 1978年NY 、チャレンジャー墜落事故 1986年
(5)ハイアット・リージェンシーの渡り廊下の崩壊 1980年ミズーリ州カンザス市
(6)プロフェショナルと資格 倫理綱領、CPD、建築教育、えひめ丸事件
(7)ジョン・ハンコック・タワー 1974年ボストン、朱鷺メッセ、ガラスの疲労破壊
(8)安全性と使用性 ミレニアム・ブリッジ 2000年ロンドン、同期現象
(9)WTCの崩壊 2001年NY、エンパイ・ビル、リダンダンシーとロバストネス
(10)談合事件 日本の建築生産、朱鷺メッセ連絡橋落下事件
(11)企業倫理と技術者倫理 コーポレイト・ガバナンス、コンプライアンス
(12)耐震偽装事件 2005年、安全基準,建築基準法、建築士法、説明責任
(13)地球環境問題 産業廃棄物、地球温暖化対策、LCCO2
(14)エコサイクル 鉄、コンクリート、木材、都市鉱山
(15)科学技術社会と法工学 バビロニアのハムラビ法典、製造物責任法、独占禁止法 |
履修上の注意 |
参考文献を掲載するので、事前に読んでおくと、ディスカッションに参加しやすい。 |
成績評価方法
及び試験方法 |
レポート(100%)で評価する。
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教科書等 |
参考文献
[哲学・倫理学]
編集委員会、岩波講座 哲学09 科学/技術の哲学、2008、岩波書店
梅津、現代社会の倫理を考える3 ビジネスの倫理学、2002、丸善
城山編、未来を拓く人文・社会科学1 科学技術ガバナンス、2007、東信堂
[事例集]
J.チャイルズ、高橋訳、最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか、2006、草思社
レヴィ&サルバドリー、望月・槇谷訳、建物が壊れる理由、1995、建築技術
齊藤・坂下編、はじめての工学倫理、2005、昭和堂
[ 工学倫理]
ハリス&プリッチャード&ラビンス、日本技術士会訳編、科学技術者の倫理 その考え方と事例、2002、丸善
黒田・戸田山・伊勢田、誇り高い技術者になろう 工学倫理ノススメ、2004、名古屋大学出版会
シンジンガー&マーティン、西原監訳、工学倫理入門、2002、丸善
杉本・高城、大学講義 技術者の倫理入門、2005、丸善 |
備考 |
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科目名 |
風工学特別講義 |
英文科目名 |
Special Lecture on Topics of Wind Engineering |
担当教員名 |
吉田 昭仁(各教員) |
単位数 |
2 |
授業区分 |
選択 |
年次配当 |
1 |
開講区分 |
通年 |
授業内容 |
風工学分野で活躍されている国内外の研究者・実務者に、グローバルCOEオープンセミナー及びグローバルCOEアドバンススクールの講師を依頼し、先端的あるいは話題性のあるテーマで講演してもらうと共に、学生に学術研究交流の機会を提供する。
到達目標:風工学の最先端の研究動向を理解し、海外の研究者と研究交流により、国際的感覚を向上させる。 |
授業計画 |
(1)グローバルCOEオープンセミナー
(年間20回程度を予定している。)
(2)グローバルCOEアドバンスドスクール
(1週間程度の集中講義を予定している。)
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履修上の注意 |
グローバルCOEのWeb Site情報を常に確認すること。
http://www.wind.arch.t-kougei.ac.jp/ |
成績評価方法
及び試験方法 |
毎回の講演終了時に簡単なレポート提出を求める。成績評価はレポートの内容を総合的に判断して行う。
期末試験は行わない。 |
教科書等 |
必要資料は講義中に配布する。 |
備考 |
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